
MIRROR ADJUSTMENT & POWER FOLDING
ドアミラー用グリース|鏡面調整・電動格納の選定
ドアミラーの鏡面調整と電動格納を分け、減速ギヤ、ウォーム、弧状歯面、支持部の潤滑を解説。樹脂適合、低温始動、作動音、トルクと耐久条件から材料を相談できます。
ドアミラーの潤滑検討メモ
- 対象
- 調鏡/格納、接触材、給脂箇所・量
- 比較
- 現行材、最低始動温度、トルク、音
- 評価
- 同じ給脂条件で、繰返し後の動作・部材を確認
適合性・採用可否は、指定仕様に従う実部品評価で確認します。
調鏡と格納を、別の機構として見る
一般的な2モーター方式では鏡面の上下と左右を別々に動かします。電動格納ユニット(電格ユニット)は、ミラー本体を鏡座に対して回転させます。機構の配置や一体化の仕方は部品設計によって異なります。
- 鏡面調整の減速ギヤ樹脂適合グリース
- 鏡面調整の弧状歯面樹脂適合グリース
- 鏡面支持・案内部摺動部用グリース
- 電動格納のウォーム・歯車ギヤ用グリース
- 格納軸・支持部材質・トルクに合う潤滑剤
- 機能を持つ摩擦接触面伝達・滑りトルクを個別評価
選定の考え方
調鏡と電動格納で、同じグリースを使えますか?
共通化の可否は、調鏡・格納それぞれの接触材、機能と要求トルクで判断します。ギヤ噛合い、軸・案内部、機能を持つ摩擦部を分けて評価します。
用途・条件・記録をそろえる
部品ごとの違いを整理してから、候補材料を比較します。
| 対象 | 選定・評価のポイント | 記録する条件 |
|---|---|---|
| 調鏡の減速ギヤ・弧状歯面 | 実際に噛み合う作動歯面と相手材を特定し、樹脂適合、動作の滑らかさと音を比べます。 | 樹脂グレード、接触歯面、作動角度、給脂位置・量 |
| 格納のウォーム・歯車 | 低温での起動、作動電流・トルク、繰返し後の歯面と潤滑剤の状態を確認します。 | 最低温度、負荷、電流・トルク、サイクル数 |
| 格納軸・鏡面の支持部 | 軸・案内部への潤滑と、保持や位置決めに関わる機能を分けて確認します。 | 接触材、すきま、操作抵抗、保持と耐久後の状態 |
| 機能を持つ摩擦接触 | 必要な摩擦を下げすぎないよう、伝達・滑りトルクと仕様を照合します。潤滑の有無も設計に従います。 | 接触面の機能、指定材・量、伝達・滑りトルク |
候補を比較する進め方
調鏡と格納を分ける
部品図や写真で、動く接触面と潤滑箇所、潤滑を避ける面を整理します。
材質と目標値を決める
現行材、最低温度、音、作動電流・トルクと繰返し条件を共有します。
同じ給脂条件で実機比較
候補材を同じ箇所・量で比較し、低温起動と耐久後の動作・部材を確認します。
よくあるご質問
動く部品全体に塗ればよいですか?
設計で指定された接触面と量を管理します。周辺への移行、電気接点への付着や、保持・クラッチ機能への影響も見ます。
静かになれば採用できますか?
音に加え、低温起動、作動電流・トルク、位置決め、保持と耐久後の状態を比較します。樹脂適合と現行材からの切替条件も確認します。
相談時は何を用意しますか?
調鏡か格納か、部品写真または図面、接触材、現行材、改善したい症状と温度・評価条件を、分かる範囲でお知らせください。
実際の部品から候補材料を絞る
同じドアミラーでも、接触材や機能が異なる箇所に同じ材料を使えるとは限りません。部品・現行材と必要な条件をもとに型番別資料を確認し、サンプル評価につなげます。
調鏡・格納の条件を相談する
部品と改善したいことから相談できます。用途を引き継いでフォームを開きます。
サンプル比較の確認項目
- 接触部位
- 調鏡ギヤと格納駆動・支点を分ける。
- 比較条件
- 接触材、現行材、始動温度と塗布量。
- 記録する結果
- 作動・滑りトルク、音、繰返し後の状態。
実部品と同じ条件で比較し、必要量・評価方法を相談します。
